セックスレスになってしまったご夫婦に多い理由として、良く耳にするのが「夫(旦那)がたたなくなったから…」という言葉です。この言葉の裏には、もしかすると妻だけEDということもあるのかもしれませんよね。
どちらにしろ、ご夫婦の最大のコミュニケーションである夜の夫婦生活がなくなってしまうということは、家庭生活にも暗い影を落としてしまいます。そこで、こちらでは夫(旦那)がたたないことが原因となって、セックスレスへの不安を抱えるあなた(妻)に向けて、夫側の立場でお伝えしていきたいと思います。
夫(旦那)がたたない大きな理由はこの2つ!
夫(旦那)がたたない理由は、とてもシンプルです。その理由は2つしかありません。「精神的な問題」なのか「身体的な問題」なのかの2つだけ。大きく分けて、この2つの理由から夫(旦那)はたたなくなります。
とはいっても、この2つの問題のその中身は人それぞれですので、その本当の理由は本人にしかわかりません。ですが、いつも近くで見ているあなた(妻)には「もしかして…?」と感じることがないでしょうか?私はあなたの夫(旦那)ではありませんが、同じ夫の立場からある程度の予測は可能です。
夫(旦那)がたたない精神的な理由6個!
夫(旦那)がたたなくなる理由として多いのが、精神的な問題を抱えている場合がよくあります。この精神的な問題を理由とする「たたない」という現状は、比較的軽いものから重いものまで存在しています。では、軽いものから順番にご紹介していきます。
仕事でストレスが溜まっている
実にありきたりなのが、仕事で抱えるストレスによる身体的な変化です。夫(旦那)という立場は、中には新入社員といった若い方もいらっしゃるかもしれませんが、多くの場合は20代後半から30代以降の男性を指す場合が多いのではないでしょうか。
このような年代の男性は、仕事上もまたその立場上も、ハードな役割を担っているケースが比較的多いようです。そして、40代以降の男性ともなれば、責任ある「役職」に就くケースも良く見られます。このような仕事上での悩みや、ストレスを抱えている状態ではなかなか勃起しずらいものです。
生活習慣が乱れている
ハードな仕事によることであったり、または個人的なことと合わせて、会食や飲食などの付き合いが増えてくるのも30代以降の男性にはよくある事です。その結果として、睡眠不足や暴飲暴食による生活習慣が乱れることも、勃起不全の原因の一つです。
美意識に鈍感になる。またはサボっている
結婚後の出産や子育てで忙しくて、以前のような化粧などもできないかもしれません。また、ムダ毛の処理やボディーケアも十分に行えないのかもしれません。女性にとっては面倒だったり手間だったりするようなことでも、何気に男性は見ています。
あなたに性的な魅力を感じなくなった
男性というものは、その性格や本質といったものは一生を通してもそんなに大きく変わることがありません。一方で女性は、結婚前と結婚後では態度や行動に変化が現れる方が多いように感じます。また、その変化も夫(旦那)側からすると、嬉しいことであったり、そうでなかったりということがあります。
特に出産後の女性は、妻(女)からママ(母親)へと変化します。女性にとっては大変大事な変化なのでしょうが、夫(旦那)の前では、この2つの顔を上手に使い分ける必要があるように思います。母親の顔だけしかしない妻に対しては、なかなか以前のように女性として見ることが出来なくなってしまうこともあります。
あなた(妻)が性的興奮の対象ではなくなった
あなた(妻)だけに対して性的興奮を感じない夫(旦那)。いわゆる「妻だけED」が最近は増えてきているようです。特に注意したいのが、全てとは言いませんが「立ち合い出産」を行ったご夫婦です。
第一子を「立ち合い出産」で授かった後、夫(旦那)からの誘いがめっきり減ったり、なくなってしまった場合は間違いなく「立ち合い出産」が原因です。全てを見てしまった夫(旦那)が、その後も妻に対して性的興奮を得るのは難しいです。
セフレがいる。もしくは浮気している
何らかの原因で、あなた(妻)に対してだけ性的興奮を覚えない夫(旦那)は、その対象を外へと向けることになることもあるでしょう。今では手軽に、その手の相手を見つけることもできるでしょう。
このような段階に来る前には必ずと言っていい程、夫(旦那)が変わってしまった原因があるはずです。多くの男性は世間が思っている程、理由もなくセフレを作ったり浮気をするなどということはありません。
夫(旦那)がたたない身体的な理由3つ
夫(旦那)がたたない理由が身体的な問題の場合は、そもそもセックスは出来ません。セックスレスの大きな原因となるのも、この身体的な問題からです。こちらも軽いものから重いもの順にご紹介していきます。
男性ホルモンが減少している
男性の性的興奮のもとは、男性ホルモンが大きく関与しています。この男性ホルモンは加齢と共に減少して、30代を境に大きく減少していきます。女性は30代、40代と年齢を重ねるごとに性欲がましていく傾向がありますが、男性は逆に減退していくものです。
ですが、定期的に運動やスポーツを行っていたり、筋トレなどの負荷運動を行うことで、この男性ホルモンの分泌を促進することができます。歳を重ねても健康的でエネルギッシュな方は、あちらも同様だということです。
AGA(男性型脱毛症)治療を行っている
AGA(男性型脱毛症)に使われる発毛剤は、男性ホルモンの分泌を抑制する効果があるものがあります。男性ホルモンを抑制するということは、性欲の減退を意味します。
また、医薬品の投与を受けている場合は注意が必要です。特に、「プロペシア」に含まれる「フィナステリド」という成分は、男性ホルモンを抑える働きがあるので、その副作用で勃起することが困難な場合がよくあります。
糖尿病もしくは高血圧の治療を受けている
糖尿病患者の3人に1人はEDだとされています。糖尿病になると血管や毛細血管が損傷し、血液の流れが悪くなることからたたなくなることが多いです。また同時に、高血圧の治療に用いられる医薬品には、性欲を減退させる成分が使われています。このような患者の多くもEDだとされています。
たたない夫(旦那)にあなた(妻)が出来る3つのこと
夫(旦那)がたたない現象を解決したいと思ったのならば、その原因を探って究明していくほかはありません。そのためにも、よく夫(旦那)と会話を交わす必要があるでしょう。
そうすることで、夫(旦那)がたたない原因もある程度、見えてくるのではないでしょうか。また、あなた(妻)にも出来ることがあると思います。そこで次に、あなた(妻)がやるべきことや、やった方が良いことを大きく3つご紹介していきます。
夫(旦那)への接し方を変える
精神的なストレスが原因となって夫(旦那)がたたない場合は、少なくとも家庭内では少しでもストレスを解消出来るような環境を整えてあげる事が大切です。特に普段から「キツイ言い方」や「嫌味」を言ったりしているよであれば、普段から優しく接してあげれるように心がけてみてはどうでしょう。
また、家庭内を常に清潔に保ち居心地の良い空間を作ることも重要です。そして、あなた(妻)の全てを夫(旦那)に見せないようにするのも効果的です。たとえば、お風呂上りに裸のままで部屋の中に入らない…。ムダ毛の処理やエチケットにもいつも以上に手をかける…。もちろん、デリケートゾーンの匂いや、黒ずみといったケアも必要な場合もあるでしょう。
サプリメントや精力剤を考えてみる
精神的な問題でも身体的な問題でも、最も効果的に解決へと導いてくれるのが「メンズサプリ」と言われる精力剤の服用です。この「メンズサプリ」は、男性にとってとても重要な男性ホルモンの生成を助け、不足しがちな栄養素を補給して健康的なカラダ作りができる健康補助食品です。また、医薬品のような副作用もなく安心で安全な対処方法となるでしょう。
もちろん、男性ホルモンの影響を与える投薬の影響だったり病気や疾患の場合は、医師の診断のもとに治療していく必要があるでしょう。ですが、このような薬の副作用で夫(旦那)がたたないのであれば、その薬の服用を中止することでほとんどが改善していきます。
もしもあなた(妻)は、子作りの目的だけで夫(旦那)がたたないと悩まれているのかもしれません。そうであれば、バイアグラ等のED薬に頼ってみるのもアリだと思います。ですが、このバイアグラ等のED薬は、それなしではセックスが出来なくなることにもなりますから、その使用には注意も必要です。
自分だけでは無理だと諦める
究極の選択は諦めるということです。セフレや浮気の解決をあなた(妻)だけで行うのは無理です。また、あなた(妻)だけにEDな夫(旦那)を改善させることも、あなた(妻)だけの努力では限界があります。そして、すでにセックスレスの期間が長ければ長いご夫婦ほど、夫婦だけの努力では解決が難しいのが現状です。
そいった時には、その道の専門家の力を借りるしか方法はありません。もちろん、ご夫婦そろって専門家のカウンセリングを受けることが最良の方法ですが、なかなか素直に夫(旦那)に応じてもらえるとは限りません。しかし、そのような多くの専門家が「セックスレス解消」を目的として、マニュアル化したノウハウを作っていることが多いですので参考にしてみてはどうでしょうか。
最後に…
今回は、夫(旦那)がたたない理由やその改善策について、夫(旦那)側の立場からお伝えしてみましたが参考になったでしょうか。夫(旦那)がたたない、もしくはたっても続かなくてセックスで出来ないと悩んでいるのは、何もあなた(妻)だけではありません。
また、この夜の夫婦生活で悩んでいるの多くの方が妻側なのだそうです。なので、このような妻の悩みを夫(旦那)側は真剣に受け止めていない…。もしくは、そのような妻の気持ちを知らない場合もよくあります。
夫婦にとってのセックスはとても大切です。夫婦円満の秘訣も定期的なセックスがあるからこそではないかと思います。とはいえ、どちらかに責任を押し付けるのではなく、夫婦揃って解決できれば嬉しいですよね。