薄毛やハゲは、何も突然訪れるものではありません。

必ずそこには、何かしらのサインや前兆というものが現れます。

薄毛の進行は男性では30代、早い人では20代から進むとされています。

なので、この薄毛のサインを見逃すことなく、早くから薄毛対策を行うことでその進行の速度を大幅に遅らせるだけではなく、軽度の薄毛の場合はその進行にストップをかけることもできるようです。

こちらのページでは、そんな薄毛のサインや前兆とは、どんな事なのかについてお伝えしていきます。

薄毛に進行するサインはこの3つ!

薄毛へと進行してしまうような方には、それぞれ共通する前兆やサインが現れる場合がほとんどです。

このサインや前兆は、常に気にしていなければ見つけることが難しいものから、または容易に判断できるものまで様々なサインや前兆があります。

そんな薄毛の進行を見極めるサインや前兆を段階的に3つご紹介していきます。

1・頭頂部と側頭部の髪質が違う!

将来、薄毛へと進行してしまう方に共通する最初のサインが、頭頂部と側頭部での髪質の違いです。

あなたは、薄毛やハゲの方を見て不思議に思ったことがないでしょうか?なぜ・・・頭頂部のみが薄いのか!

このような薄毛やハゲにはきちんとした理由があります。

AGA(男性型脱毛症)の場合は、その原因とされているⅡ型5αリダクターゼが頭頂部に存在していることで薄毛を発症させてしまうのが原因の一つとしてわかっています。

そして、薄毛進行のもう一つの大きな理由としてわかっているのが、頭頂部と側頭部での血管や血圧などの違いによる血行不良です。

後頭部や側頭部には、太く丈夫な血管があるために、髪の毛の栄養を運ぶための障害が存在しません。

もちろん、髪の毛の生成に必要なタンパク質等の栄養素をしっかり食事から採取する必要はありますが、その運搬をする血管に関しては問題がありませんので、側頭部や後頭部では薄毛の大きな原因である血行不良が起こりにくい環境にあります。

一方の頭頂部に関しては、この太く丈夫な血管が、こめかみ付近から頭蓋骨の中へと進み、毛髪に必要な栄養素を運ぶ血管は、頭蓋骨の外を毛細血管となって頭頂部へと伸びています。

そのために側頭部や後頭部とは違い、頭頂部へと栄養素を運ぶ血管の違いと環境の違いから、頭頂部付近は血行不良を起こしやすく、毛髪の発育にも影響を及ぼしてしまいます。

なので、頭頂部と側頭部とでは、その髪質の違いを見つけることができるというわけです。

具体的には、頭頂部の髪の毛はハリやコシがないのに、側頭部の髪の毛はツンツンと元気だったり、ボリュームがあったりといった違いで見極めることができます。

また、髪の毛の太さといったような、指で触った感触の違いからも判断できます。

そして、以前は寝ぐせがついていたのに、最近では寝ぐせがつくこともなくなったようならば、それもまた黄色信号ですよ。

それだけ、髪にハリやコシが失われ弱っているということですので注意しましょう。

2・頭頂部の頭皮が硬い!

頭皮の柔軟さがない場合も薄毛が進行してしまう方に多いサインです。

この場合も、側頭部や高等部ではなく、頭頂部の頭皮の硬さが問題となります。

側頭部や後頭部では、血管の状態から頭皮の硬さは問題とはなり難いのですが、頭頂部の頭皮が硬い状態は血液の循環が悪くなり、簡単に血行不良を起こしやすく、毛髪の栄養不足を招きやすくなってしまいます。

その結果として、毛母細胞に十分な栄養素を送ることができないために、毛母細胞の活発な細胞分裂が行われません。

さらには、この栄養素不足が原因でヘアサイクルが乱され、抜け毛が増えて薄毛のさらなる進行を招いてしまいます。

なので、頭頂部の頭皮の硬さは薄毛に直結してしまう黄色信号となりますので、ご自身で頭皮のセルフチェックを行って見極めていきましょう。

そのセルフチェックの基準となるのが、あなたのおでこの硬さです。

おでこと頭皮は同じ硬さでなくてはなりません。

なので、実際におでこと頭頂部の頭皮を触って比べてみて、おでこよりも頭頂部の頭皮の方が硬いのであれば、薄毛の進行を招く危険信号だということです。

ですが、この頭皮の硬さは毎日のシャンプー時に1分ほどの頭皮マッサージを行うことで、柔軟さを招く効果があります。

また、頭頂部の頂点を指で押してみて痛みを感じるようであれば問題はありませんが、痛みを感じないようだと血行が滞っている場合がありますので、こちらの場合も頭皮マッサージが効果的な方法となりますよ。

3・抜け毛が変化した!

健康な頭皮で薄毛とは無縁の方であっても、1日に50~100本程度の抜け毛があるものです。

この抜け毛は、休止期の状態の毛髪が抜け落ちるのですが、正常なヘアサイクルを全うした毛髪は太く長い抜け毛でなければなりません。

しかし、この太く長い抜け毛だけではなく、細く短い抜け毛が混じってくるようだと、それはもう薄毛進行の赤信号だといっていいでしょう。

このやせ細った抜け毛は、正常なヘアサイクルであれば5~9年続く成長期が極端に短くなることで「休止期」に移行してしまうために抜け落ちた毛髪です。

薄毛を進行させてしまう方のほとんどが、このヘアサイクルが乱れることが大きな原因です。

また、このようなヘアサイクルの乱れからくる異常な抜け毛はシャンプー時にも多く抜けますが、その発見もままなりません。

しかし、この異常な抜け毛は通常の抜け毛とは違い、シャンプー時以外にも抜け落ちる特徴があります。

それが、枕などに付いている就寝時の抜け毛です。

就寝前のシャンプーにも関わらず、枕元に落ちる抜け毛は注意が必要です。

この就寝時の抜け毛は、枕との摩擦もその原因ですが、異常な抜け毛の発見が多いのもこの枕元の抜け毛となります。

なので、枕についている抜け毛を発見したなら、手に取って観察してみることをおすすめします。

また、ブラッシングで髪が抜けるときも痛みを感じないようならは、髪がかなり弱っていると言えますよ。

抜け毛の種類とその対策

最後に

薄毛は徐々に進行していきますので、その見極めは難しいかもしれません。

ですが、この薄毛の進行には必ずそのサインや前兆というものがあります。

今回は、そんな薄毛の前兆やサインなどについてお伝えしましたが参考になったでしょうか。

早期に薄毛の兆候やサインに気づくことで、その進行を防ぐためにも大切ですね。