睡眠不足は確実に抜け毛を増やすことから、薄毛対策を行う上で最も避けなければなりません。私達、人間の細胞の再生は就寝時にのみ行われています。髪の毛も同じく、毛母細胞が活発に働き、細胞が再生されることで髪の毛も生成されています。
なので、この就寝時間の不足は薄毛対策を行っているのならば、最も深刻なダメージと言って良いでしょう。
今回は、薄毛対策に最も大切な睡眠と髪の毛の深い関係についてお伝えしていきます。
睡眠不足で抜け毛が増える理由2つ
- 成長ホルモンの減少
- 頭皮修復時間の減少
抜け毛の増加には成長ホルモンの減少が大きく関わっています。この成長ホルモンは、20代前半をピークに年々減少していき、中年以降は極わずかの分泌に留まってしまうようです。
細胞の再生や修復をつかさどる成長ホルモンが減少するということは、髪や頭皮の修復がうまく行われなくなるということです。この頭皮の修復が行われないことが、抜け毛増加の大きな原因だとされています。
そして、この成長ホルモンは就寝時のみにしか分泌されません。なので、睡眠不足はただでさえ少ない成長ホルモンの分泌が上手く行えないということです。また、この成長ホルモンは「レム睡眠」と呼ばれる浅い眠りの時が最も分泌されることがわかっています。。
このレム睡眠は、夢を見ている状態の浅い睡眠のことですが、一方の夢も見ない脳を休めてしまう深い睡眠である「ノンレス睡眠」時には、この成長ホルモンの分泌も行われてはいません。
睡眠は、体と共に頭皮を修復して、機能を回復して成長させることが出来る唯一の時間となります。なので、この睡眠不足は抜け毛だけではなく、発毛にも大きく影響を与えますので、薄毛対策では最も重要な要素となります。
発毛も睡眠時のみ
睡眠不足は、抜け毛の増加だけではなく発毛にも大きく影響してきます。発毛は「毛母細胞」が活発に活動することで行われています。やはり、この毛母細胞も睡眠中のみでしか活動しません。
また、その活動は夜10時から深夜2時ころにかけてが最も活発で、さらに就寝後3時間後から活動することもわかっています。さらには、その活動時間も活動開始から3時間程度だということもわかっています。
また、頭皮の修復などの発毛の環境作りに大切な成長ホルモンの分泌も「レム睡眠」時の深夜1時から2時ころがピークだということです
このような事からも、育毛ゴールデンタイムと呼ばれる夜10時から深夜2時にかけて、夢を見るような浅い眠りである「レム睡眠」の状態を作り出すことが、最良の状態であるということです。
発毛をつかさどる毛母細胞の活発な細胞分裂の元となるのが、血流によって頭頂部周辺へと送られるタンパク質等の栄養素です。この頭頂部周辺へと栄養素が運ばれるのも、この睡眠時のみだということです。
終わりに
睡眠は、体の修復改善のみならず、髪の毛の育成にとって最も大切な薄毛対策となります。
どんなに有用性に優れたスカルプシャンプーや、スカルプエッセンスを使用したとしても、十分な睡眠時間の確保や、薄毛対策における睡眠に対する理解が足りないようならば、その効果を望むことは不可能です。
まずは、薄毛対策に最も必要な睡眠に対する理解を深めて実践に移すことをおすすめします。
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