成人男性の薄毛の原因はAGA(男性型脱毛症)がそのすべてと言って良いでしょう。
このAGA(男性型脱毛症)は進行性であるのが特徴です。徐々に進行していきます。10代～30代の人が薄毛になると「若年性脱毛症」。逆に加齢による脱毛症を「壮年性脱毛症」。これ、すべてAGA(男性型脱毛症)です。
AGA(男性型脱毛症)は、進行性の脱毛症であるために早期に対策をとることで、その進行を止め、発毛を促すことが可能です。まずは、AGA(男性型脱毛症)の種類を知って対策していきましょう。
AGA(男性型脱毛症)のタイプは4つ
- M字部分が脱毛
- 頭頂部が脱毛
- 生え際から脱毛
- M字と頭頂部が同時に脱毛
比較的多くの男性に見られる初期のAGA(男性型脱毛症)がM字部分ではないでしょうか。そして、このM字部分の薄毛を意識して、早期に対策を行う方も少ないように感じます。また、最も改善が難しいのもこのM字の特徴だといえるようです。
AGA(男性型脱毛症)だと自覚して対策をとられる方の多くが、頭頂部の脱毛を意識された場合のようです。また、他人から「ハゲ」や「薄毛」と認識されるのも、この頭頂部の脱毛の特徴ではないでしょうか。
だんだんとおでこが広くなってくるようなイメージで薄毛が進行していくのが生え際からの脱毛です。この生え際の脱毛はヘアスタイルも限られ、前髪のセットが徐々にしづらくなってくることもあって対策をとられる方が多いAGA(男性型脱毛症)です。
AGA(男性型脱毛症)の進行速度
AGA(男性型脱毛症)の進行は、どのくらいのスピードで進行していくのかとても気になると思います。が、それは人それぞれとしか言えないようです。
AGA(男性型脱毛症)の進行速度は比較的ゆるやかな方もいれば、1、2年で髪全体が抜けてしまう方もいたりと、かなり個人差が激しいからです。とは言え、そのAGA(男性型脱毛症)の進行速度の平均値は1,000人を対象に5年間の髪の毛の減少具合を平均化した研究結果が明らかになっていますのでご紹介しておきます。
- 約900本あった髪の毛が3年後約100本(11%)減った
- 約900本あった髪の毛が5年後には250本(28%)減った
この研究からも、AGAは治療せずに放っておくと、進行が加速していくことが分かります。また、AGA(男性型脱毛症)は意外とその進行スピードも早いことがわかったのではないかと思います。
AGA(男性型脱毛症)対策に出来る事
- 規則正しい生活を送る
- 規則正しい食生活を送る
- 質の良い睡眠を心掛ける
- 適度な運動を行う
- ストレスを貯めこまない生活を送る
頭皮の環境が悪くなると抜け毛が増えたりして育毛にも悪影響が出たりします。頭皮への負担を減らし、頭皮環境を整えること。生活習慣の改善、生活習慣を整えることが大切です。
また、バランスの良い食事もとても大切です。毛髪の主成分となるタンパク質や血行を良くするビタミンA・ビタミンE、アミノ酸を毛髪の主成分となるタンパク質に変える働きがあるビタミンB、脱毛を防ぐ亜鉛を意識して積極的に摂取していきましょう。
そして、睡眠不足や不規則な睡眠を繰り返していると、細胞に栄養を与え、頭皮や毛髪を改善する成長ホルモンや泌乳刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、黄体形成ホルモンなどが正常に分泌されません。髪の毛の成長は夜の睡眠時にのみ活発に行われるため、睡眠を十分にとり、発毛しやすい時間を与えてあげることが大切です。
適度な運動を行うことで、血行促進とストレスを溜め込まない生活習慣を心掛けることも必要になってくるでしょう。
AGA(男性型脱毛症)対策でやれる事
- スカルプシャンプーを使う
- サプリメントを利用する
- 育毛剤ではなくスカルプエッセンスを使う
- 医薬品を使う
まずは、頭皮環境改善を目指して「スカルプシャンプー」を使用してみることが先決です。スカルプシャンプーは、その製造メーカーの多くが天然成分のみで作られ、髪や頭皮に優しいアミノ酸洗浄成分配合の場合がほとんどです。洗髪後に形成されるラメラ構造（頭皮のコーティング）が、その後に使用されるスカルプエッセンスや医薬品の使用も、その浸透を妨げることもありません。
また、体の中からのアプローチとして育毛サプリと呼ばれるサプリメントの摂取もAGA(男性型脱毛症)の初期段階では効果的な働きが期待できます。食生活の見直し対策としても、このサプリメントの摂取は効果的です。
そして、育毛剤ではなくスカルプエッセンスの使用もAGA(男性型脱毛症)の初期段階では効果的な働きが期待できます。育毛剤のほとんどは医薬部外品で作られていますので、育毛効果が認められた最新の育毛成分の配合ができません。
最後に、AGA(男性型脱毛症)の進行を治療段階だと感じられる方が取る行動は、医薬品を使用した治療が最もlプ課的で科学的な判断だと言えます。毛髪専門のクリニックでの治療が安心・安全ですが、使用される医薬品は「フィナステリド」「ミノキシジル」「デュタステリド」という成分の薬が処方されます。
- フィナステリド(抜け毛を抑制)・・・「プロペシア」
- ミノキシジル(発毛・増毛効果)は外用薬
- デュタステリド(抜け毛の抑制・発毛効果もあり)・・・「ザガーロ」
などの医薬品が処方されることになります。これらの医薬品は医薬品の個人輸入代行サービスを利用することで購入することが出来ます。この個人輸入は海外で流通している医薬品を直接購入する方法として多くの方が利用さがれています。また、個人的な使用の範囲内であるので法的にも全く問題もありません。
最後に
AGA(男性型脱毛症)対策として育毛環境を考える時に、生活習慣の見直しを考えることが大切です。生活習慣の乱れが頭皮の毛根への栄養不足を引き起こしマイナスの要素ばかりです。
生活習慣を変えることはなかなか難しいですが、出来る事から少しずつ変えていってはいかがでしょう。今では、AGA(男性型脱毛症)の原因と同時にその治療法も確立されています。なので、あなたに合ったAGA(男性型脱毛症)対策を今日から始めてみてはと思います。